事務所のPCは、何年で買い替えるべきか
「PCは3〜5年で買い替え」とよく言われます。 ただ、1〜3名の事業所ではその年数どおりに壊れてくれるわけではありませんし、 まだ動いているものを年数だけで捨てるのももったいない話です。 実際に運用している台数の数字と照らして整理します。
私たちの手元の数字
当社は2025年1月から、1〜3名の事業所に、整備済みのPCを月額でお貸ししています。 2026年8月時点で9社・14台。この19か月のあいだに、故障で交換が必要になったのは1台だけでした(自社実績)。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 運用している台数 | 14台 |
| 運用している期間 | 19か月(2025年1月〜) |
| 交換が必要になった台数 | 1台 |
| 解約 | 0件 |
しかも、この14台は新品ではありません。 いずれも2〜3年落ちのビジネスPCを整備した、リファービッシュPCです。 正直に申し上げると、私たち自身も「もう少し交換が出るだろう」と見込んでいました。 実際は、思っていたよりはるかに長く動いています。
ここから言えるのは、ひとつだけです。 「何年経ったか」だけで買い替えを決めると、まだ使えるものを捨てることになります。
では、何で決めるか
私たちは、次の3つのどれかに当てはまったときに買い替えをおすすめしています。
1. Windows 11 に上げられない
Windows 10 は、2025年10月14日にサポートが終了しています(マイクロソフト公表)。 セキュリティ更新が届かなくなるため、事業所で使い続けるのはおすすめできません。 個人向けには2027年10月12日まで延長できる仕組み(拡張セキュリティ更新プログラム)もありますが、あくまで時間稼ぎです。
お使いのPCが Windows 11 に上げられるかどうかは、機種によって決まっています。 上げられない機種なら、それが買い替えの理由になります。逆に上げられるなら、まだ使えます。
2. 起動と保存が遅い(=待ち時間が仕事を止めている)
朝の起動に3分、見積ソフトを開くのに1分。1日10分の待ち時間でも、1か月で3時間以上になります。 ただし、これは買い替えなくても直ることがあります。 ハードディスクをSSDという部品に入れ替えるだけで、体感が大きく変わる機種は少なくありません。 まず「入れ替えで直るか」を確認する価値があります。
3. 止まると仕事が止まる位置にある
これがいちばん大事です。 見積書と請求書がそのPCにしか入っていないなら、そのPCは「事務用品」ではなく「設備」です。 設備は、壊れてから考えるものではありません。
この場合は、買い替えるかどうかより「壊れたときに何日で戻るか」を先に決めておくべきです。 当社の月額レンタルは、契約期間中に本体が故障した場合の交換対応を含んでいます。 そのために用意した形です。
・Windows 11 に上げられる
・SSDへの入れ替えで速度が戻る
・止まっても、その日のうちに困らない使い方をしている
このときは、そのまま使ってください。買い替えを勧めることはしません。
1〜3名の事業所に、PCは何台必要か
ご参考までに、当社でお貸ししている9社のうち、7社は1台だけです。 残りは複数台で、いちばん多いところで5台。
つまり「1事業所につき1台」がいちばん多い形ということになります。 そして1台だけということは、その1台が止まると事務作業が全部止まるということでもあります。 2台目を予備として持っておくか、止まったときにすぐ代わりが来る形にしておくか。 どちらかは決めておいたほうがよいと思います。
まとめ
- 年数では決めない。2〜3年落ちを整備した機体でも、19か月で交換1台という実績があります
- 決め手は①Windows 11 に上げられるか ②入れ替えで速度が戻るか ③止まったときに仕事が止まるか
- 1〜3名の事業所は「1台だけ」がいちばん多い。その1台が止まったときの備えは考えておく
お使いのPC、Windows 11 に上げられるか調べます
「メーカー名・型番・いつ買ったか」が分かれば、上げられるかどうかをお調べしてお伝えします。
買い替えが不要ならそのようにお伝えします。売り込みはいたしません。
お電話でも承ります 090-4577-9417(平日 9:00〜18:00)
出典・注記
Windows 10 のサポート終了日および拡張セキュリティ更新プログラムについては
Microsoft サポート「Windows 10 サポートは 2025 年 10 月 14 日に終了しました」
および Microsoft Lifecycle「Windows 10 のサポート終了」 によります。
台数・期間・交換台数・解約件数は、2026年8月時点の当社の運用実績にもとづく自社集計です。
台数が少ないため、一般的な故障率を示すものではありません。
実際にどれだけ持つかは、機種・使用環境・使用時間によって大きく変わります。
表示価格はすべて税抜です。本記事は特定の結果を保証するものではありません。