メモリ8GBと16GB、事務所だとどちらが要るのか
ご相談のときに、いちばん迷われるところです。 先に結論を書きます。メール・見積・表計算・調べもののブラウザが中心なら、8GBで足ります。 いまお使いのPCが8GBで足りているなら、16GBに増やす必要はありません。 ただし、16GBにしておく理由がはっきりする使い方もあります。そこを分けて書きます。
1. 当社がお納めした機体は、どちらに寄っているか
取り扱い機種の例に掲載している17台のうち、 当時のメモリ容量の記録が残っているのは14台です。その内訳がこちらです(2026年9月時点・自社集計)。
| メモリ | 台数 | どんな機体か |
|---|---|---|
| 8GB | 8台 | ノートもデスクトップも。事務所で1台目としてお納めしたものが中心です |
| 16GB | 6台 | 記憶装置を2台積んだ機体や、持ち歩いて長く使う前提のノートが中心です |
どちらかに寄っていません。残りの3台は、当時の記録にメモリ容量が残っていないものです (分からないものを「たぶん8GB」とは書きません)。 掲載している機体はすべてお引渡し済みで、在庫の一覧ではありません。
2. 8GBで足りている使い方
当社がお伺いしている1〜3名の事業所では、この形がほとんどです。
- メールと、見積・請求のソフト
- 表計算で台帳をつける(行数が数千行まで)
- 調べものでブラウザを数枚開く
- 複合機で読み取って、印刷する
この使い方なら、8GBのままで構いません。 遅く感じる原因は、メモリよりも記憶装置の種類であることのほうが多くあります (PCが遅い。買い替える前に確かめる3つのこと)。 メモリを増やしても、そこは速くなりません。
3. 16GBにしておく理由が、はっきりする場合
逆に、次のどれかに当てはまるなら16GBを選んでいます。
- 写真・図面・動画を扱う。ファイル1つが重い
- 会計と見積とブラウザを、開いたまま行き来する
- ブラウザの見出し(タブ)を、常に20枚ほど開いたままにしている
- オンラインの打ち合わせをしながら、画面を共有して別の作業をする
- いまの機体をこの先5年使うつもりで、あとから足せない機種を選ぶ
「たぶん足りないだろうから16GB」で決めないほうがよいと考えています。 決め方は次のとおりです。
4. いま足りているかは、10分で見られます
確かめ方は難しくありません。キーボードの Ctrl と Shift と Esc を同時に押すと「タスク マネージャー」が開きます。 「パフォーマンス」の中の「メモリ」を、ふだんの仕事をしている状態で見てください。
- 使用量に余裕がある(空きが常にある)… 増やす必要はありません
- ほぼ上限に張りついている。動きが重くなる時間帯がある… 不足している可能性があります
ここで大事なのは、朝の起動直後ではなく、いちばん開いている時間に見ることです。 起動直後はどの機体も余裕があるので、見ても分かりません。
5. あとから足せる機体と、足せない機体があります
ここが見落とされやすいところです。メモリは、どの機体でも後から足せるわけではありません。
| 後から足せるか | 確かめること | |
|---|---|---|
| デスクトップ | 差し込む場所に空きがあれば足せることが多い | 空きが何本あるか。当社の掲載機にも「16GB(8GB×2)」のように2本で埋まっている構成があります(自社集計)。この場合は足すのではなく入れ替えです |
| ノート | 基板に直付けで、増やせない機種がある | 型番で調べます。持ち運ぶ薄い機種は、直付けのものが増えています |
足せない機種を買うなら、最初から16GBを選ぶ意味があります。 逆に、あとから足せるデスクトップなら、8GBで始めて、足りなくなってから足すという順番で構いません。
6. 中古で選ぶときに、メモリより先に見ているもの
当社が機体を選ぶとき、メモリの数字は最初に見る項目ではありません。 先に見るのは年式と記憶装置、そしてWindows 11 に上げられるかです (リファービッシュとは)。 8GBで年式の新しい機体と、16GBで年式の古い機体では、前者を選んでいます。
お使いのソフトが Windows 11 に対応しているかは、機体を決める前の確認です (Windows 11 にしたら見積ソフトが動かない、を防ぐ)。 メモリを16GBにしても、対応していないソフトは動きません。
まとめ
- メール・見積・表計算・ブラウザ数枚なら8GBで足ります。いま足りているなら増やさなくて構いません
- 当社の掲載17台のうち記録がある14台は、8GBが8台・16GBが6台(自社集計)。どちらかに寄っていません
- 16GBにするのは、重いファイルを扱う・開いたまま行き来する・あとから足せない機種を選ぶとき
- 足りているかはタスク マネージャーで、いちばん開いている時間に見ます
- Windows 11 の最小は4GB(マイクロソフト公表)。これは下限で、事務所の目安ではありません
- 遅いと感じる原因は、メモリより記憶装置の種類のことが多くあります
8GBで足りるかどうか、だけお答えします
「何のソフトを、いくつ開いたままお使いか」が分かれば、8GBで足りるか16GBが要るかをお伝えします。
いまのPCのままで構わない場合は、そのようにお伝えします。
メールでも承ります info@pcnotonari.com(原則2営業日以内にご返信)
注記
17台のうち14台に記録あり・8GBが8台・16GBが6台は、2026年9月時点の自社集計です
(当社が整備してお納めし、サイトに掲載している機体の構成。すべてお引渡し済みで、在庫の一覧ではありません)。
台数が少ないため、中古PC全体の傾向を示すものではありません。
Windows 11 の最小システム要件(メモリ4GB)は、マイクロソフトの公表によります。
お使いの機器・ソフトによって必要な容量は変わりますので、詳細は提供元にご確認ください。
増設できるかどうかは機種によって異なります。作業をお請けできない機種もあります。
お客さまの社名・業種は記載していません。
表示価格はすべて税抜です。本記事は特定の結果をお約束するものではありません。